男と女の話

生まれた時から片親
母方の親戚しか、ない。
その親戚も付き合い薄く、天涯孤独だ。
ま、親たちの事情は、いろいろあっただろう。
母を責める気などないが哀れな生涯ではあった。
知り得ぬ父を責める気もない。
(異母兄弟の姉二人に会えないのが少し寂しい)
生まれた時から男女関係の歪で育ち
祖父母や母に甘やかされ、我がままに育った。
そして年頃の折
私の身勝手ゆえの、惚れた人との結婚出来ずに
まぁ今となっては、思い出話しだ。

年頃の頃、もう一つ
男女の揉め事があった。
幼友達(男)が結婚をして、子供三人出来た。
その友は結婚して半年目位である人と恋に落ちて
北陸地方の学者で良家の娘さん)
不倫を続けていて、その娘さん
親に咎められ
自殺未遂それでも、別れられず
二度目に死の手前の自殺未遂で
親から勘当され愛を貫いた。
その、男側(私の友)は不倫がばれて
ちゃんと、離婚もせずに
家出をし、私の家に(半年)転がり込んできた。
その間、友の奥さんが
泣きながら、何度私に電話をしてきたことか…。
私は辛かった。
(ある料亭の一人娘だった人)
何の良い返事も出来ない。
そんな私は
頭の回転の悪いアホ人間だったと思う。
ほんま、若い頃の小説のような思い出話。
自身もいろいろあったけど、今となっては
青春時代の何ともやるせない思いがする。
そんな因果の渦に巻き込まれた子供達
何とか幸せに、と、願うしかない。
私の今は…
マニア用パソコンと共に明るい余生だ。