ある喫茶店

私はお酒類や家庭内のお茶類をあまり好まない。
そのような人。
お茶に関しては、人生の半分、30代後半から一人暮らしで、
食事は水、のどが乾けば水というような生活。
そして
コーヒーや紅茶も好きでも嫌いでもなく、家では飲用しない。
でも、外出の時は喫茶店をよく利用する。
勤務先では朝のモーニングコーヒー・・家で朝ご飯は食べている。
後年のアルバイト先でも同じ行動パターン。

その喫茶店に纏わる話
もう50数年、子供時代から週に1〜2回は通っている所「日本橋
今は、でんでんタウンと云う通り名になっている。
こども時代から電子工作(ラジオ・アンプの工作)マニアだった。
その日本橋
青年過ぎからから日本橋でアルバイト(PM7〜)が始まった。
その日本橋にある喫茶店、いつの頃からか、マスターと懇意になって
1時間以上雑談をする事に…。
その喫茶店には、新聞や週刊誌を置いていた。
そこのマスターは、朝日・毎日・読売など熱心に読む人で
頭の回転や記憶力の良い人で、社会情報に精通していた。
そして生れ在所の奈良県の事も多く聞かせてもらった。
この私は
社会情勢に疎い関心の薄い、おバカな人。
いろんな社会情報を教えてくれるお師匠的存在だった。
私の頭の中は
趣味のことで一杯の狭い了見の人。
映画のこと・電子工作のこと・漫画のこと・ハイキングの予定
書店や古書店(電気・時計・小説)廻りの予定とか、など等。
そんな中、世間の情報を手軽に得られる処がその喫茶店だった。
その喫茶店
営業不振で閉店され、いまの私はネットの各新聞の情報を
斜め読み程度のおバカになっている。

茶店パロック
真空管のアンプで、洋楽が流れていたその雰囲気も私好みだった。
今はご自宅でご隠居生活(私67才で彼は10才ほど年上)
ご存命で元気かなぁと、時折、思う。