路上キョロキョロそして楽しみつくり

もぅ、何年前になるだろうか
むかし大阪の難波の大阪球場があり
その建物内に、古書街のような処があり
そこは、でんでんタウンから、そう離れていない場所なので
時間のある時はよく行ったものだ。
漫画の出物本や、ふと、風変りの本を見つけては買って帰る。
その中に
赤瀬川源平さんの「トマソン」と言うような本を見つけて読み耽った。
内容は・・
路上を徘徊して風変りな建物とか、お店の看板などを観察すること。
その本が大変面白く
次には、大きな書店に行ってその関連の本探し、で
赤瀬川さんのお弟子さんのような、南伸坊さんの
「笑う街角」「ハリガミ考現学」など数冊の出会いがあった。

風変りな本と出会えると嬉しく、こころウキウキになる。
妖怪マンガの水木しげるさんの本も愛読していた。
岩波新書「妖怪画談」…絵がすばらしい。
(勿論、マンガ本も読んでいた)
絵がすばらいと言えば、マンガ家の故・滝田ゆうさんの
絵付きのエッセイ「昭和夢草紙」などは、男心の哀愁漂う本と思っている。

私はこどもの頃から
独りで楽しめるモノを見つけて楽しむのが好きだ。
こども時代は、ラジオ工作から電子工作へと。
郊外電車・路面電車の小旅行とか、その電車の窓の風景
イカーのあった折は、仕事を切り上げの土曜日の夜から山を臨んで、
夜景見ながら、あちらこちらと、ドライブに行き
そして、映画を見に行き、古書店と、遊び心を堪能した生活。

今は、寄る歳並みで、家の中の楽しみ
むかしの本を読んだり、コンピューター系の本を読んだり
ネットで、古典落語・古き良き時代の映画・ドラマ・音楽など楽しみの山だ。