大阪のチンチン電車

こども時代から好きな乗り物の一つなのである。
家並の中や町の中を、車や自転車などと走る(路面)電車
でも、近頃乗る回数が減った。
まぁ電車の路線もすごく少ないし…。
この春
大阪JR天王寺あべの橋とも言う、二つの呼び名が存在)
再開発第一弾完成で、いま大型商業地になり
沢山の人が行きかう街になって来た。
そこから、住吉大社堺市方面へと行くチンチン電車の駅がある。
100周年記念の大阪唯一のチンチン電車で、情緒が残っている。

およそ、45年くらい前には、車掌さんも同乗して
発車の合図に紐を引くと「チンチン」が鳴り響いていた。
いまは、ワンマンカーで、そんな面影はないけれど
昔を知る者としては、時折乗ると何となく懐かしい電車。
昔の大阪は、市電(市営の路面電車)が沢山走っていたが
いまは、思い出の中のみになっている。
その
阪堺電気軌道という一両編成の路面電車
むかしお世話になった堺市電気店があって
久しぶりに伺うのに、そのチンチン電車に乗った。
まぁ各駅停車なので時間がかかるけど
街の中を走る窓から眺める景色は楽しい。
鉄橋を渡る時など(大阪市堺市の間にある大和川
ビードがゆっくりなので、車窓の爽快感が増す。
ちぃちゃい子供が窓向きに座る。
あの真似はでけへんなぁ…と。